北朝鮮に残る「よど号」ハイジャック事件のメンバーら6人が日本人拉致事件に関する逮捕状の撤回を求めず、帰国後は拉致事件解決に協力するとの意向を示したことが20日、訪朝した支援者の話で分かった。
事件は1970年3月に発生。9人がよど号を乗っ取り、北朝鮮へ渡ったが、小西隆裕(65)、若林盛亮(63)、赤木志郎(62)、魚本(旧姓安部)公博(62)の4容疑者が残り、リーダーだった故田宮高麿氏の妻森順子(56)、若林容疑者の妻佐喜子(55)両容疑者も共に生活。このうち魚本、森、佐喜子容疑者には拉致事件で逮捕状が出ている。
訪朝した支援者によると、最福寺(鹿児島市)法主の池口恵観氏を団長とする「日朝友好文化交流団」の13人が今月13〜17日に訪朝。平壌市内のホテルで15日、小西容疑者ら6人と面会した。
池口氏が早期帰国を求め、「日本国民として拉致事件の解決に協力したらどうか」と説得したところ、小西容疑者らは「解決に協力する。拉致事件での逮捕状にこだわらない」と回答。政府との帰国交渉については「(池口氏に)一任する」と伝えた。
【関連ニュース】
・
【特集】緊迫!朝鮮半島〜金総書記、軍事訓練を異例の視察〜 ・
【特集】民間機ミュージアム〜B787ついに初飛行〜 ・
あの日、何が起きたのか〜9.11テロ ドキュメント〜 ・
〔写真特集〕日本人拉致事件 ・
〔写真特集〕米同時多発テロ ・
GWの成田利用者、前年比5%増=空港会社が推計(時事通信)・
「住宅エコポイント」窓の断熱に人気 店や自治体、独自の動きも(産経新聞)・
<村本さん銃撃>死因は銃弾による失血 警視庁発表(毎日新聞)・
<改正貸金業法>政府 6月18日の完全施行を決定(毎日新聞)・
切手7530円分着服、書記官を免職=横領容疑で告発も−岐阜地裁(時事通信)